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2006年1月 3日 (火曜日)

ポッポ焼き

白山神社に初詣に行ったついでに、「ポッポ焼き」を買って帰りました。白山公園にはたくさんの出店が並びますが、そのなかでもお客さんが並ぶのは「ポッポ焼き」屋さんくらいです。

「ポッポ焼き」とは何か。知らない人に説明するのはとても難しいです。なので、画像を見てください。20060103 新潟名物の細長い短冊状で、やわらかくほんのり甘い焼き菓子のひとつです。材料は黒砂糖や小麦粉などで、中には何も入っていません。一般のお店では販売してません。お祭りの時の出店などでしか買えません。最近では、スーパーの駐車場などで移動販売しているのを見かけます。特定の店が独占して販売している訳ではありませんが、値段はどこも同じです。五百円で15本、千円で30本買えます。お店によっては三百円で9本、百円で3本売ってくれるところもあるみたいです。バラ売りはしていません。運が良いと、一本おまけしてもらえることもあります。

昔から当たり前のように食べていました。東京へ出て、関東では見ないことに気付きました。新潟に帰省してみると、「ポッポ焼き」屋さんに、「新潟名物」という文字を発見して、新潟にしかないことを知りました。新潟名物と言っても県内全域ではなく、下越地方と中越地方の一部にしかないと言われています。案外、狭い範囲でしかありませんが、地元の人には根強い人気があるわけです。「ポッポ焼き」の発祥の地は新発田市です。ところが、新発田地域では「ポッポ焼き」とは呼ばずに、「蒸気パン」と呼びます。どちらも、「蒸気機関車」を連想する名前です。これは、「ポッポ焼き」を作る装置から水蒸気・湯気が出ることに由来していて、昔はそこに笛を取り付けて音を出していたそうです。今はありません。

「ポッポ焼き」は奥が深いので、すべてを語りつくせませんが、知っていることをだいたい書きました。新たな情報や、食べ方に関しては、別の機会にしたいと思います。

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