市長と語る会
4月から5月にかけて、新潟市内の各地で「市長と語る会」が開かれました。主に、政令市に向けた取り組みを、市長自らが市民に説明するというものでした。行政区画審議会の答申の説明もあり、行政区の区割り・区役所の位置・区名について話していました。旧新津市などからなる区については、「新津区」を推す意見もありますが、全体を考慮すれば、従来の市町村名を使わずに、答申通りにした方がよいということで、篠田市長は「新津区」にはしない考えであることがわかりました。
「新津」を認めると、「白根」・「豊栄」・「巻」などにも波及しかねません。実際、そういう意見の人もいるようです。最初の意向調査では一番意見が多かったと言いますが、それは人口が多いからで、人口が少ない旧町村の市民を無視しています。
区名を「新津区」にしないで「秋葉区」としても、決して「新津」という地名がなくなるわけではありません。旧新津市は、「石油と鉄道のまち」として栄えてきました。「新津」という地名には、そうしたことを含めて「ブランド力」があります。「新津市」や「新津支所」、「新津区」と地名が残らない方が、かえって「新津」の「ブランド力」がつくかもしれません。旧黒埼町の「黒埼茶豆」を例にあげ、2000年の新潟市との合併後の方が「ブランド力」が増したという事例を、市長は説明していました。
「秋葉区」とした方が、「鉄道のまち」にふさわしいと思います。「秋葉」→「秋葉原」→「オタク」→「鉄道オタク」→「てっちゃん」→「鉄道のまち」と言ったら、失礼でしょうか?