「越後の苺」
新潟の人は、「イ」と「エ」の区別がつきません。区別して発音することが苦手です。例えば、「駅」と「息」が同じように聞こえたりします。それが何代にも渡ると、書く方にも影響がでてきます。例えば、クロスワードパズルに「映画」と書かなければならないところは、「エイガ」「エエガ」「イイガ」「イエガ」と4通りの答えがあっても驚くことではありません。そして、極めつけは食品の「エゴノリ」。新潟では単に「エゴ」とか「イゴ」とか言いますが、どちらが正しいのか。結局、どちらも正しい、どちらでもよいことになっています。
さて、タイトルの「越後の苺」。新潟県の人は、アクセントが多少違うので区別はできると思いますが、県外の人が聞けば、「越後の越後」と言っているのか「苺の苺」と言っているのか分からないことでしょう。