「新潟樽きぬた 明和義人口伝」
最近、新潟市では「明和義人」がちょっとしたブームとなっています。江戸時代の明和5年(1768年)、当時の新潟町で起きた一揆で、わずか2箇月間ではありますが、当時新潟を支配していた長岡藩ではなく、町民による自治を確立しました。そのときの中心人物が、涌井藤四郎で、藩の命により処刑されたあと、義人としてまつられるようになりました。これが「明和義人」のお話ですが、これをミュージカルにしたものが、先日、新潟市のりゅーとぴあで行われました。「新潟樽きぬた 明和義人口伝」(小学館)は、そのミュージカルの原作として書き下ろされたもので、作者は新潟市出身の火坂雅志さん。再来年のNHK大河ドラマ「天地人」の原作者でもあります。
この作品は読まなければと思い、買って読みました。