「新津区」
政令市移行後の行政区の名称を審議している新潟市行政区画審議会で、区名案に旧市町村名を含めないことが決まりました。もともと旧市町村名は候補に含めないということに決まっていましたが、旧新津市の住民から、「新津」を区名案に入れて欲しいという強い要望があり、再審議することになりました。同じ区となる旧小須戸町側は反発。他の地域にとってもでも、一度決めたことを覆すとは何事だということになりました。「新津」を許せば、他の地域でも旧市町村名を許さなければならなくなります。最後は審議会の多数決で決めたようですが、旧市町村名を含めないとする意見が多数だったようです。
名称で紛糾するケースはめずらしくありません。新潟県北地域の、村上市と岩船郡の合併が白紙撤回されたのも、新しい市の名称を巡ってのことだと思います。旧新津市の住民は、今後どうするでしょうか。このまま審議会の決定を素直に受け入れるのでしょうか、それとも住民運動を起こして「新津区」を勝ち取るまで断固戦うのでしょうか。
区名にならないからと言って、地名に残らない訳ではありません。新潟市の一員ということを決して忘れて欲しくありません。
それでも「新津区」にこだわるのであれば、新津地区を新潟市から再分離させるしかありません。