千の風のふるさと
現在、新潟市では、「千の風になって」を活用したまちおこしのアイデアを募集しています。一昨年、昨年の「紅白」で秋川雅史さんが歌って大ヒットした「千の風になって」のふるさとが新潟市なので、それを活用してなんとかまちおこしができないか、独創的なアイデアを広く募集するというものです。
「千の風になって」は、新潟市出身の作家・新井満さんが作曲しました。新井さんが、新潟市に住む友人のために、家族を亡くした悲しみを癒すために、日本語訳詩と作曲をしたのです。そこで、新潟市は「千の風になって」のふるさとは新潟市だと言い出し、それを活用してまちおこしをしようという取り組みになりました。もちろん、新潟市以外も「千の風になって」の発祥の地というところがあります。新井さんがこの曲を作ったのが北海道七飯町の大沼地区と公言したことから、大沼地区も「生誕の地」としてPR活動を行っています。それはそれとして、新潟市も活動を続けます。
最近の新潟市は、何かヒットがあれば、なんにでも乗っかろうとする姿勢がうかがわれます。市の発展のためには、そういう抜け目のないところが良いと思います。