JR東日本不正取水問題
JR東日本が国土交通省北陸地方整備局より監督処分を受けることになりました。JR東日本が、信濃川発電所で許可された水量以上を不正に取水していたことなどに対しての処分です。データを改ざんし、「取水は適正」と報告するなど、さまざまな違反行為が判明しています。重大な河川法違反で、取水の取り消しなど、重い処分が下される方針です。信濃川発電所では、JR東日本が首都圏で消費する電力のおよそ4分の1をまかなっているといいます。この分の電力を、ほかの電力会社から購入するか、節電するなどの対応を取らざるを得なくなります。
これとよく似たことが、以前、東京電力の柏崎刈羽原子力発電所でもありました。データ改ざんなどのずさんな管理が指摘され、信頼回復はいまも途上にあります。首都圏に電力を安定的に供給するためには、重大な違反を繰り返してもよいということは断じてありません。
国土交通省北陸地方整備局・東日本旅客鉄道(株)発電水利使用の不適切事案について
東日本旅客鉄道株式会社・信濃川発電所に関する北陸地方整備局からの行政処分方針の通知について