岡たかおの「おかまいなく」

佐渡の放鳥トキのつがいから3羽のひなが生まれ、ビデオが公開されています。朝から夕方まで録画して、それを回収してから公開という手順でしたが、これを動画配信サイトUSTREAMで24時間配信するということです。5日(土)の朝から配信される予定だそうです。

自然界で36年ぶりにトキのひなが誕生したニュースの翌日、1羽ではなく3羽のひなが誕生していたというニュースがありました。
同じトキのペアの巣から3羽のひなが確認され、そのうち2羽が生後1週間、もう1羽が生後2～3日だそうです。
監視用のカメラが故障していて、新たにカメラを設置したら、ひなが確認できたということで、誕生からしばらくは確認できなかったそうです。

他のペアからひなが誕生することを期待していましたが、同じ巣に3羽いたとは。親鳥がえさを取るのも大変です。無事に巣立つまで、まだまだ段階があります。

環境省はきょう、佐渡市で自然放鳥されたトキのつがいから、ひなが誕生したと発表しました。自然界でトキのひなが誕生するのは、36年ぶりということです。
トキの野生復帰に向けて、またひとつ進展しました。このまま順調に成長することと、ほかにもひなが誕生することを願います。

ことしで3度目となる、トキの自然放鳥がはじまりました。初日のきょうは、6羽のトキがケージから飛び立ちました。
発達した低気圧が日本海を通過して、佐渡に暴風警報が出るほど風が強くなっています。はじめて自然に飛び出したトキの最初の試練になっているかもしれません。

9月29日に実施される予定の2回目のトキ放鳥。ことしは20羽放すそうです。昨年放鳥したメスのトキはすべて本土に渡ってしまいましたが、ことしはメスを多めに放鳥するそうです(オス8羽・メス12羽)。
いま放鳥されているトキは、結果的に群れをなすことはありませんでしたが、こんどはトキの群れができることを期待します。そして、できれば佐渡にとどまってほしいものです。

黒部市にいるトキに、特別住民票が交付されました。きょうの午後に交付式が行われ、「トキメキ」と名付けられたメスのトキの特別住民票を風船にくくりつけて空に放たれました。
この特別住民票では、トキの本籍を「新潟県佐渡市」としています。本籍地となった佐渡市では、このトキの「戸籍謄本」を発行する計画だとか。ただし、戸籍上の名前は「トキメキ」ではなく、佐渡にいるときに呼ばれていた「ミチコ」になる模様です。

本州に渡った放鳥トキで、個体番号No.4のメスのトキが、先月から富山県黒部市に滞在しています。黒部市は、このトキに特別住民票を交付することを決め、名前を「トキメキ」とすることが発表されました。5月16日から黒部にいるとみられていて、滞在から1か月となる6月15日に交付するということです。このトキは、黒部が気に入ったのか、長い間黒部市内をねぐらにしているようですが、隣の魚津市に飛来することもあるみたいで、再び長距離を移動することもあるかもしれません。果たして、住民票交付のときまで滞在しているでしょうか。

本州に渡り佐渡に戻っていたメスのトキ一羽が、再び本州で見つかりました。昨年9月に放鳥されたNo.13のトキで、少なくとも3度、海を渡ったことになります。このトキは、きょうは上越市で確認されています。

佐渡にいるオスのトキが、巣作りをしました。佐渡にメスのトキは一羽しかいません。巣の近くにメスはいないので、ペアにもなっていない状況です。そんななか、オスだけが巣を作るのは、およそ40年ぶりのことだそうです。

以前、本州に渡ったトキを捕獲して佐渡に戻すという意見がありました。環境省は捕獲しない方針を確認し、新潟県も捕獲を要請しないことになったようです。できる限り、そっと見守っている方がよいと思います。
ところで、先日、宮城県角田市にトキが移りました。その後、角田市で広範囲に及ぶ山火事があり、行方を心配しておりました。そのトキは山形県米沢市に移ったことが分かり、ほっとしました。しかし、現在の位置はよく分かりません。