新幹線乗りかえ時間
以前から疑問を抱いていたことがありました。それは、時刻表に掲載されている、「新幹線と在来線との乗りかえ標準時分」についてです。
具体的に示すと、『JTB時刻表』2005年7月号(JTBパブリッシング)の索引27ページの「おもな駅のご案内」に、新潟駅の構内の案内図が掲載されています。その左側に「新幹線と在来線との乗りかえ標準時分」というものが、次のように書いてあります。
白新・羽越本線 8分 信越本線 8分 越後線 6分 佐渡汽船 45分
なぜ越後線だけ6分なのでしょうか。
越後線のホームが、新幹線のホームに近いというなら理解できます。しかしながらそうではありません。新潟駅の在来線は1番線から7番線までありますが、どの番線が越後線とは決まっていません。列車によって発着番線がまちまちです。白新線だろうが信越本線だろうが、乗りかえ時間はみな同じはずです。
これはいったいどういうことでしょうか。
ここで、付録31ページを見ます。ここに「上越新幹線・長野新幹線との乗りかえに必要な標準時分」というものが掲載されています。ここにも同じように書かれているわけですが、少し形式が違います。そこにはこう書かれています。
白新・羽越・信越本線(普通列車は6分) 8分
なんと、普通列車は越後線と同じではありませんか。確かに、越後線には特急や急行は走っていませんね。そういうことだったんですね。
どうして普通列車以外は2分多目になっているのか。そこまでは考えないことにします。