新信濃川
新潟県が舞台のテレビドラマで、ときどきセリフの中で「新信濃川」という聞きなれない言葉が出てくることがあります。もちろんこれは、「大河津分水路」のことを言っています。
国土交通省が掲げた看板にも「大河津分水路」と書いてありますが、地図によっては「新信濃川」と書いてあるのも事実です。同様に、「関屋分水路」を「新々信濃川」と記載している地図もあります。
実際、新潟の人は「新信濃川」とは言いません。「大河津分水路」のことは、「大河津分水」あるいは「分水」と言います。「関屋分水路」は、「関屋分水」、「関分(せきぶん)」などと言います。「関屋分水路」のことも単に「分水」と呼ぶこともあります。これだと「大河津分水路」と区別がつきません。その場合は、新潟市内の人ならば「関屋分水路」、中越地方の人ならば「大河津分水路」のことを言っていると判断すればよいと思います。
ちなみに、「大河津」の読み方は「オオコウズ」です。知らなかった人は、「オオカワズ」と発音しないように注意しましょう(笑)。