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2005年10月22日 (土曜日)

妙見の県道復旧案

昨年の中越地震で被災した長岡市妙見町の県道小千谷長岡線の復旧案が県から示されました。現場は、男の子が数日ぶりに救出され話題となった場所で、中越地震のひとつの象徴となっているところでもあります。一年近く経つ現在でも手付かずのままで、道路は通行止めが続いています。

県は現道を復帰させる方針を示しましたが、メモリアルパークとして保存したいとする意見もあり、今回はそれを受けてか3案を提示し、比較検討して決定するということになりました。A案が現道復帰で概算工事費が最も低い36億円となっています。B案とC案は崩落土塊をそのまま残し、B案はトンネル、C案は橋りょうで迂回するルートとなっています。それぞれ61億円、67億円となっています。

現場を保存して迂回ルートとするとこれだけコストがかかりますよと提示しておいて、A案を採択するつもりでしょうか。震災を風化させないために現場を保存したいという気持ちもわからなくありませんが、ならば県道の復旧をあきらめるという選択肢もあると思います。しかし、最も大切なことは「安全」です。今後二度とこの地域で大地震が起きないわけではないはずですから、崩落したまま放っておくのは行政としていかがなものかと思います。崩落現場の下にはJRのトンネルがあります。今は大丈夫なのかもしれませんが、長期的に支障があるようでは困ります。

メモリアルパークを作るなら、対岸にできればよいと思います。震災当時、報道陣は対岸から撮影していたと思います。対岸の方が崩落現場全体を見渡せるので良いと思います。ただ、管轄が県ではなく国にあるというところが問題なのでしょうか。

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