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2006年2月14日 (火曜日)

「iPod」の金属ボディ

世界的な人気商品であるアップル社の音楽プレーヤ「iPod」。この製品の金属ボディを作っているのは、新潟県燕市にある会社です。それが、株式会社東陽理化学研究所です。先日、この会社の社長である本合邦彦さんを紹介する番組が、NHK新潟放送局でありました。2月3日に放送された「金よう夜 きらっと新潟『話はずんで 伝統の技術 世界へ ~燕市 本合邦彦さん~』」です。今日の午前中にも再放送がありました。

もともと燕市は、スプーンやフォークなどの洋食器の生産など、金属加工業が盛んな地域です。東陽理化学研究所は、日本で最初にチタンの成型加工を実用化した会社です。その技術が買われ、世界中のカメラメーカーから注文を受けるようになり、やがて、アップル社のノートパソコンのボディを作ることになりました。それが、「iPod」の金属ボディの製造も任されるようになりました。

「iPod」の金属ボディは、ピカピカの鏡面のようになっていますが、最後の仕上げは手作業で磨くそうです。燕の職人さん達が、ひとつひとつ丹念に磨いているのです。燕伝統の技術が世界中に広まっている。とても素晴らしいことですね。

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