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岡たかおの「岡目八目」

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2006年4月 8日 (土曜日)

J1第7節 ヴァンフォーレ甲府×アルビレックス新潟

J1第7節。アルビレックス新潟は、アウェーでヴァンフォーレ甲府と対戦しました。TeNYテレビ新潟が生中継をしていたので、テレビで観戦しました。

今日の試合会場は松本・アルウィン。山梨県のチームと新潟県のチームが長野県で戦うということで、「平成の川中島」とも言われていました。両チームJ2時代の3年前にも、同じカード・同じ会場で対戦しています。そのときは2対1で甲府が勝ちました。

今日の新潟は、絶対勝つだろうと思っていました。相手はJ1昇格後も調子の良い甲府ですが、1点差くらいで新潟の勝ちだろう。そう思っていたので、安心してテレビを観ていました。前半は、両チームとも決定的なチャンスを活かせず、無得点のまま終わりました。DF海本慶治の体を張ったブロックには感動しました。後半もそのまま出場しました。

後半開始早々、試合の流れががらっと変わりました。後半1分、矢野が先制ゴール。これが新潟加入後の初得点となりました。少し意外ですね。その後も、新潟の怒涛の攻撃は続きました。後半18分に鈴木慎吾、後半24分に田中亜土夢がそれぞれゴール。0対3と、点差を広げました。そして後半29分、FW中原と交代でファビーニョが入りました。今シーズン初出場、ようやく帰ってきました。後半38分、甲府のDF秋本選手が2枚目のイエローカードで退場。10人となり、ますます不利な展開の甲府。後半42分、田中亜土夢に代わって 河原が初出場。この河原がやってくれました。ゴール前までボールを運び、ここは打つしかない場面でシュート。これが見事に決まって、後半44分とどめの4点目。とてもラッキーなことです。このまま試合は終了。0対4で、アルビレックス新潟の完勝です。

甲府も決定的なチャンスがありましたが、活かしきれませんでした。なにより甲府のゴールを奪おうという執念があまり感じられない試合でした。点差が広がったことと、人数が少なくなったことと、風が強かったことが原因でしょうか。

新潟の4点は4人で得点しています。FWエジミウソンを怪我で欠いた状態ですが、ここまで点が取れるとは心強いものです。若手もベテランも共に活躍した良い展開の試合でした。勝ち点3が取れたこと、失点がなかったことも評価できますが、もうひとつ、相手のチームが一人減ったあとに点を奪えたことも評価できます。昨シーズンは、相手の人数が減ったあとは、なかなか得点できませんでした。今シーズンはそれが出来たので、新しく生まれ変わったと言ってもよいでしょう。アルビレックス新潟はこういうチームなんだと、あらためて感じました。

バス25台、3,500人の新潟サポーターが「松本決戦」の会場に訪れたそうです。4得点、勝ち点3と、がっちり戦利品はもらって帰りました。その一方で、甲府のホームゲーム観客動員数の新記録(14,599人)というお土産を残してきました。

アルビレックス新潟は、試合終了時に暫定6位まで順位を上げました。試合の時間帯が早かったので、ここまで上がりました。本日時点の暫定順位は8位です。

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