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2007年1月 3日 (水曜日)

コシヒカリBL

新潟といえばお米。お米といえば「コシヒカリ」。「コシヒカリ」といえば新潟産。そう連想する人は多いと思います。しかし、新潟県産コシヒカリのほとんどは、「コシヒカリBL」と呼ばれるものなのです。
従来の「コシヒカリ」は、いもち病に弱いという弱点がありました。その弱点を補うために、いもち病抵抗性品種と従来のコシヒカリを繰り返し交配させて開発されたのが「コシヒカリBL」です。「コシヒカリBL」は、いもち病になりにくく、食味もほとんど従来のコシヒカリと変わりません。病気に強いということは、農薬の使用を減らすことができるわけです。
「コシヒカリBL」と従来の「コシヒカリ」とは、別の品種です。DNAで判別できます。しかし、「コシヒカリ」という名前で販売するので、一般の消費者には区別できません。JAS法では問題ないそうです。新潟県では平成17年から一斉に導入していて、新潟県産コシヒカリのほとんどは「コシヒカリBL」になっています。

かつて「コシヒカリ」と人気を二分していた「ササニシキ」は、1993年(コメを緊急輸入した年)の冷害で壊滅的な被害を受けました。「コシヒカリ」一辺倒では新潟の農業の将来が不安ですが、高値で取り引きされる現実があります。「こしいぶき」など他の品種もありますが、「コシヒカリ」の時代はまだまだ続きそうです。その「コシヒカリ」も、実は「コシヒカリBL」に代わっているというお話でした。

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