新潟県労働金庫
新潟県で「ろうきん」と言えば、新潟県労働金庫です。その新潟県労働金庫は、1月4日から全国労金統一オンラインシステム「ユニティシステム」へ移行し、運用を開始しました。移行後は、新しい預金口座でないとATMから振込ができません。しかし、新潟県労働金庫は、旧口座番号でもできるものと思い込み、システムの確認や顧客への通知を行いませんでした。現在は、早急にシステムの対応を改修したり、新しい口座番号の通知などの対策を進めているとのことです。
この件を調べていて気付いたことがありました。新潟県労働金庫のように、労働金庫は各都道府県にあるものとばかり思っていました。以前はそうでしたが、近年、統合が進んでいます。現在、都道府県単位の労働金庫は、北海道、沖縄、新潟、長野、静岡の5つだけです。日本列島の両端と真ん中の県だけになっています。あとは、東北、中央、北陸、東海、近畿、中国、四国、九州の広域ブロックの労働金庫となっています。北海道と沖縄は地理的な事情もあるでしょうが、新潟と長野と静岡が取り残されているような気がしてなりません。フォッサマグナで結ばれた3県。どの地域になるかはっきりしない県とも言えます。