地震保険
3年前の中越地震、ことし起きた中越沖地震と、この数年、相次いで大きな地震が発生している新潟県。だからといって新潟県は地震の多い地域というわけでもなく、しばらく大きな地震は起きないというわけでもありません。
地震保険の料率は、地域によって異なります。近い将来発生する可能性があると言われる東海・東南海・南海地震の影響からか、これらの沿岸の都道府県の料率は高く設定されています。平成19年10月に改定される内容では、これらの地域は「4等地」とされています。「1等地」から「4等地」の4つの段階に定められますが、新潟県は「2等地」になります。改定前も「2等地」で、昭和55年の改定以来、新潟県はずっと「2等地」となっています。日本海側の県は「1等地」が多く、能登地震のあった石川県も「1等地」です。本州の日本海側では、新潟県のほか、青森県・京都府・兵庫県が「2等地」で、ほかはすべて「1等地」です。
地震保険の料率が、そのまま地震の発生頻度を表わすわけではありませんが、興味深いところではありません。