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2009年1月21日 (水曜日)

ドラム缶騒動

新潟市西蒲区の産廃処理施設で発見された、「放射性廃棄物」と印字されたドラム缶。その正体が明らかになりました。すでに放射性物質ではないことは明らかになっていましたが、ドラム缶に印字されていた、日本原子力発電東海発電所とは無関係であることが判明しました。
日本原子力発電がドラム缶を発注した際、受注した新潟市東区のドラム缶製造メーカーが、印字と試し刷りを行ったのが問題のドラム缶でした。他の製品の不良品に行ったもので、試し刷り後、廃油の処分容器として利用し、それが西蒲区の産廃処理業者に渡ったのでした。このときまでに、印字を消す処置をしていればよかったのでしょうが、そのままにされ、その後、産廃処理業者が倒産し、長い間放置され、昨年、新潟市が行政代執行に着手し、発見されました。発見当時は、このドラム缶の事情を知る者がいなかったため、今回の騒動となったわけです。
日本原子力発電は、不良品や試作品の処分を徹底するなどの再発防止策を打ち出しています。ですが、原電だけの問題ではなく、適切に処理しなかった製造メーカーや産廃処理業者にも問題があり、国への報告・公表が遅れた新潟市も、この件を教訓にして対策を講じてほしいと思います。みんな初めてのことなので、とまどうことがあるのは仕方がないですけど。

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