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2012年12月31日 (月曜日)

アルビレックス新潟2012

2012年も大晦日を迎えました。本年も当ブログをご覧いただき、まことにありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

ことし一年を振り返って、一番大きな話題は、やはりアルビレックス新潟のJ1残留決定だと思います。この記事を書いているいまも、NHK総合テレビ(新潟地区)で、“アンコール Jリーグ最終節「アルビレックス新潟」対「コンサドーレ札幌」”という番組を放送しています。試合当日はNHK総合テレビとスカパー!で生中継がありましたが、東北電力ビッグスワンスタジアムで試合観戦しました。
前節時点で新潟の順位は17位。残留するには順位をあと2つあげなければならないという状況で、残留条件は最終節で新潟が勝利し、ガンバと神戸がともに引き分け以下でなければならないという、まさに崖っぷち状態でした。
前半8分に、坪内選手が先制ゴールを決め、早い段階で試合を優位に進めることができました。しかし、リードした途端、新潟の選手の動きが守りに入ってしまい、アグレッシブさが発揮されませんでした。それでも、前半43分にブルーノロペスが2点目のゴールを決めてくれました。いまから思うと残念だったのですが、後半8分に札幌にゴールを許してしまいました。失点はこの1点だけでしたが、この失点がなければ、横浜と並んでリーグ最少失点になれたのでした。結果は広島と並んで2番目に失点が少なかったです。後半はアランミネイロとブルーノロペスのゴールで2点を追加し、4対1で勝利しました。まずは自分たちのやるべきことを成しました。人事を尽くして天命を待つ、という状況でした。
試合中は、選手たちに目の前の試合に集中してほしいという配慮からか、ハーフタイムを含めて試合終了までは他会場の途中経過は知らされませんでした。しかし、ケータイやスマホでワンセグが視聴できるので、他会場の経過を気にしながらの観戦でした。ガンバも神戸も引き分け以下なら新潟の残留が決まるという条件でした。引き分けでもよかったのですが、両チームとも試合に敗れるという結果には驚きました。ガンバの試合が終わった瞬間、新潟の残留が決まりました。残留決定が伝えられたスタンドは歓喜の渦に沸き立ちました。それはまるで優勝が決まったかのような感覚でした。
残留決定は、新潟の奇跡とも言われました。順位が降格圏内で低迷し、監督もシーズン途中で交代するという異例の事態となった2012シーズンでしたが、はじめのスローガンから問題があったと思います。ことしのチームスローガンは「闘志」ですが、「志」の字の「士」と「心」の間に「一」を加え、「十二心」としたことです。サポーターナンバーの「12」を表した創作文字ですが、文字に手を加えるということは良くないと思いました。解釈のしようによっては、「士」と「心」に壁を作ってしまうようなものです。この創作文字が悪い影響を与えたのか、黒埼久志監督のときは低迷し、柳下正明監督になって良くなってきました。「志」が外れたことで、残留につながったのでしょうか。来年はこのチームスローガンは改めてほしいです。

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