ヤマザキナビスコカップ予選リーグ第6節。アルビレックス新潟は、ホームで名古屋グランパスエイトと対戦しました。今日も、東北電力ビッグスワンスタジアムへ行ってきました。
予選リーグ最終節。リーグ3位のアルビレックス新潟が決勝リーグに進出するためには、まず勝つことが絶対条件。大事な大事なホーム戦とあってか、平日夜にもかかわらず、大勢のサポーターがビッグスワンに集まっていました。今日の入場者数は28,660人でした。対戦相手の名古屋は、予選リーグでは4敗1分で4位。グループ内では唯一決勝トーナメントに進出できないことが決まっているチーム。新潟の決勝トーナメント進出を阻む相手となるのか、トーナメントの切符を贈ってくれる存在となるのか。そんな試合でした。不安材料は、MFシルビーニョがけがの治療のためブラジルに一時帰国するなど、新潟が主力選手を欠いていること、名古屋の唯一の引き分けの相手が新潟だったことでした。
今日も仕事の都合で、スタジアムに到着したのは前半を25分程過ぎた頃でした。到着するまで、アルビサポーターの声援が響き渡っているのが聞こえましたが、ため息とどよめきが入り混じったような歓声でした。チャンスを逃していたのでしょうか。得点は0対0でした。名古屋の選手は、それほどしつこくいなく、圧倒的に新潟が有利な状態でした。前半40分頃から、新潟の怒涛の攻撃が展開されましたが、結局前半は両者無得点で終わりました。
後半も、開始早々、新潟にチャンスが次々におとずれました。得点できませんでしたが、新潟のゴールは時間の問題だなと思いました。後半18分、新潟に最大のチャンスがやってきました。名古屋のペナルティエリア内で新潟の選手が倒され、PKとなりました。かなりゴールに近い位置でした。MFマルシオ リシャルデスがゴールを決めるかと思いましたが、GKにとめられてしまいました。その後も、何度も新潟のチャンスがありました。名古屋の選手にパスを奪われても、奪い返すような展開が続き、シュートまでもっていきますが、そのたびに名古屋の守備陣に跳ね返されます。すぐそこまで来ているのに遠いゴール。その状態は後半ロスタイムまで続きました。勝たなければいけない新潟に対し、名古屋はゆっくりプレーしようとします。遅滞行為としてGK楢﨑にイエローカードが出される始末。そして試合終了。0対0で引き分けでした。その結果に、その場に倒れこむアルビの選手もいました。
新潟は自ら決勝トーナメント進出の望みを絶ってしまいました。サポーターは、大ブーイング。今日はいないシルビーニョ・コールまで飛び出しました。場内を一周するアルビの選手たち。謝罪に回っているようにも見えました。
同じDグループの甲府対鹿島の試合は、0対3で鹿島が勝ちました。この結果、Dグループは、勝点12の鹿島が決勝トーナメント進出。そして、なんとグループ2位の甲府が勝ち点10で、グループ2位の中の2位で決勝トーナメント進出です。仮に今日の試合に新潟が勝っていれば、グループ2位の中の1位となり、決勝トーナメントに進出できました。まことに残念で、くやしい結果です。
今シーズンも決勝トーナメントに進めません。その分、リーグ戦に注力して勝ち続けてほしいです。新潟の次の試合は、5月27日(日)のアウエー・ジュビロ磐田戦です。